ちょうちょになってみよう!
2024/07/12
大阪市の西区靭本町にあるいづる保育園では、子どもたちが物事に興味をもち、職員にサポートしてもらいながら自分達でプロジェクトを進めていけるよう取り組んでいます。
今回は、子どもたちがちょうちょになりきって遊んだ保育の様子をお伝えします。
きっかけは「はらぺこあおむし」や「バタフライのダンス」
いづる保育園の子どもたちが大好きな「はらぺこあおむし」の絵本やバタフライのダンス。
4~5月に公園でちょうちょを見かけると、指をさしたり、「ちょうちょ!」「あおむし?」と言葉で教えてくれる姿が増えてきました。
そんな時にピアッツアにあるみかんの木にあおむしを発見!園で育てることにし、ちょうちょになるのを楽しみにしながら毎日お世話と観察をしていくと…
一匹一匹とさなぎになっていくあおむしさん。そんな様子を見ながら子ども達はちょうちょになるのを待ちわびていました。
そこで、ちょうちょになりきって公園で遊ぶことを企画。
自分たちで蝶の羽を作って、背中に背負って公園へ。
当日、公園では
背中に羽をつけた可愛い子ども達が、公園でちょうちょになりきって元気いっぱい飛び回ったり、本物のちょうちょを見つけてお友達と嬉しそうに報告しあったり、あっちへこっちへと探索活動を楽しみました。
園のあおむしが蝶に
子どもたちの活動は続きます。
園で飼っていたあおむしが、ついにちょうちょに。
そっと観察をして、子どもたちと感じたことを話し合いました。
ちょうちょをどこに帰してあげようかみんなで相談した結果、「ちょうちょさんはお花が好きだからお花がある所がいいんじゃない?」「ローズガーデンはお花がたくさん咲いているから喜ぶと思うよ!」などの意見が出てローズガーデンにてちょうちょを見送りました。
あおむしからちょうちょになるまでを見守ることで、生き物の不思議さを身近に感じながら命の大切さを知り、思いやりの心が育っていることを嬉しく感じました。
子どもの保育をみんなで考える、大人会議
2024/07/01
大阪市の西区靭本町にあるいづる保育園では、子どもたちの保育について、保育者や保護者が皆で対等に話し合う「大人会議(おとなかいぎ)」という取り組みを行っています。
今回は、新年度が始まっての第1回の様子をご紹介します!
なんで大人会議を始めたの?
いづる保育園では、子ども達が興味・関心を持っていること、子ども達の育ちに関して、
保育者(保育園)、保護者、地域の大人たちが対話しながら進めていくことを目指しています。
今回は、まずは対話をしやすい環境づくりを目的に、
保育者と保護者が親睦を深められるような会を実施しました。
大人会議当日の様子
当日は、
・アイスブレイク
・座談会
という順番で進行しました!
アイスブレイクでは、チームで子ども達がよく遊んでいるカプラを使った競争を行いました。
久しぶりの競争に大人げなく本気になったり、作戦を立てたりする中で一体感が出て、
皆さん楽しみながら打ち解けることができたみたいです。
また、こんな積み上げ方もあるという紹介で、
子ども達が積み上げた写真をみてもらい、
そんな積み上げ方もあるのか~と子どもの発想に感心しながら盛り上がりました。
座談会では、それぞれのグループに分かれて、自己紹介などでお互いを知るところからスタート。
特に今回はお父さまの参加が多く、お父さまグループを作ったところ大好評!
また参加したい、との声をたくさんいただきました。
家庭と園での様子の違いに驚いたり、同じ悩みを保護者同士で共有したり、先輩の保護者さんからアドバイスをもらったり…色々な話をして親睦を深めることができた大人会議になりました。
次回の大人会議が早くも楽しみです。
子ども達の「これ食べたい」が詰まった夢のお弁当
2024/05/30
いづる保育園では、子ども達が物事に興味をもち、職員にサポートしてもらいながら自分達でプロジェクトを進めていけるよう取り組んでいます。
今回は、子ども達が食べたいものをお弁当に詰めたピクニック企画のご紹介。
イベントの背景
子ども達が大好きな絵本「お弁当バス」。子ども達はこの絵本から、お弁当そのものや、おかずについて興味をもっていました。
・昨年の遠足が子ども達の印象に強く残っており、またみんなで外でお弁当を食べたいと日頃から話に上がっていました。日頃からキッチンを覗きながら「何作ってるの?」と聞きに行ったり、「これおいしかったよ。」「また食べたいな。」などキッチンの職員との距離が近い子ども達。
そこで、各クラス食べたいものをキッチンに伝え、全クラスの食べたいものを詰め込んだお弁当を作って、公園で食べようということに。
お弁当の下に敷くランチョンマットも自分の名前入り。布に絵の具を使って、自分たちで作りました。
このイベントでは
・想像力、イメージを形にする力
・企画力、実行力
・食育(自分たちが食べているものに興味を持つ)
・地域との交流
を園として想定しています。
当日の様子
お散歩に出た子ども達は、お弁当の時間になるとワクワクしながら園にお弁当を取りに戻り、公園で自分たちがお願いして作ってもらったお弁当を喜んで食べていました。
園内とは違う環境でお友達や職員とお弁当を食べたこと、自分たちで決めたものを食べたことで、意欲的に食べる姿が多く見られたことが印象的でした。
「○○ちゃん(調理スタッフ)と○○ちゃん(調理スタッフ)が作ってくれたん?」と職員に確認しながら食べたり、「おいしかったよって言う!」と宣言していました。
絵本でイメージしたことと現実がリンクして、想像したことを実現できたのがとても楽しかった様子でした。
公園では地域のみなさまから声をかけていただき、楽しそうに交流していました。
イベント後の子どもたちの変化
ピクニックの後には、こんな変化がありました。
・次の企画についての話が出た
・給食で食べるものについて、この間ピクニックで食べたやつだ、などの声があがった
・子ども達が保護者にピクニックのことをたくさん話した
など、さまざまなところで印象に残ったようです。
このような企画やイベントのひとつひとつが積み重なり、子ども達の成長につながっています。