「やさい」を触ろう
2024/08/16
大阪市の西区靭本町にあるいづる保育園では、子どもたちが物事に興味をもち、職員にサポートしてもらいながら自分達でプロジェクトを進めていけるよう取り組んでいます。
今回は、子どもたちが野菜を触ってみるという保育の様子をご紹介します。
きっかけは玉ねぎの皮むきから
この前の週に、子どもたちが玉ねぎの皮剥きをお手伝いしてくれました。
調理前の野菜に親しみを持ち食べることを楽しんでほしいという思いから、たまねぎの皮を剥いてもらうことに。
保育園にはカレーの絵本もあり、カレーに使う野菜にも興味を持っていました。
そこで、どんな形をしているのかな、どんな手触りなのかな、と、触ってみることにしました。
今回は、人参とジャガイモの観察
その日給食で使うにんじんとジャガイモを使って、
手触り、匂い、色、などを確かめました。
自分たちが普段食べているものが、こんな元の姿をしていたのか、と改めて子どもたちはびっくり。
皮をむいたらどうなる?匂いは?
剥く前と後の手触りや色の違いは?
など、興味津々の様子。
黙々と野菜を手に取って、触ってみたり、匂いを嗅いでみたり。
先ほど触った野菜が、調理することで、形や感触が変わっていたことにも驚いていました。
このように食材を触ることで、食べることにもどんどん興味が出てきた様子でした。
子どもの発想力にびっくり
ひとりの子が切った人参とじゃがいもを手にすると、お皿の上にじゃがいもを乗せて、何やら人参でギュっギュっとじゃがいもを押し始めました…
何をしているのかなと思いながら見守っていると、人参を包丁に見立ててじゃがいもを切ろうとしています。
さっき保育者が包丁を使って野菜を切っているのをしっかりと観察し、真似をしていたようです。
だんだんじゃがいもが切れていき、人参が包丁になったという発見と、大人にはない子どもの発想力にハッと驚かされた一コマでした。
子どもたちが触ってみた野菜は給食のカレーとして、職員で美味しくいただきました笑
ちょうちょになってみよう!
2024/07/12
大阪市の西区靭本町にあるいづる保育園では、子どもたちが物事に興味をもち、職員にサポートしてもらいながら自分達でプロジェクトを進めていけるよう取り組んでいます。
今回は、子どもたちがちょうちょになりきって遊んだ保育の様子をお伝えします。
きっかけは「はらぺこあおむし」や「バタフライのダンス」
いづる保育園の子どもたちが大好きな「はらぺこあおむし」の絵本やバタフライのダンス。
4~5月に公園でちょうちょを見かけると、指をさしたり、「ちょうちょ!」「あおむし?」と言葉で教えてくれる姿が増えてきました。
そんな時にピアッツアにあるみかんの木にあおむしを発見!園で育てることにし、ちょうちょになるのを楽しみにしながら毎日お世話と観察をしていくと…
一匹一匹とさなぎになっていくあおむしさん。そんな様子を見ながら子ども達はちょうちょになるのを待ちわびていました。
そこで、ちょうちょになりきって公園で遊ぶことを企画。
自分たちで蝶の羽を作って、背中に背負って公園へ。
当日、公園では
背中に羽をつけた可愛い子ども達が、公園でちょうちょになりきって元気いっぱい飛び回ったり、本物のちょうちょを見つけてお友達と嬉しそうに報告しあったり、あっちへこっちへと探索活動を楽しみました。
園のあおむしが蝶に
子どもたちの活動は続きます。
園で飼っていたあおむしが、ついにちょうちょに。
そっと観察をして、子どもたちと感じたことを話し合いました。
ちょうちょをどこに帰してあげようかみんなで相談した結果、「ちょうちょさんはお花が好きだからお花がある所がいいんじゃない?」「ローズガーデンはお花がたくさん咲いているから喜ぶと思うよ!」などの意見が出てローズガーデンにてちょうちょを見送りました。
あおむしからちょうちょになるまでを見守ることで、生き物の不思議さを身近に感じながら命の大切さを知り、思いやりの心が育っていることを嬉しく感じました。
子どもの保育をみんなで考える、大人会議
2024/07/01
大阪市の西区靭本町にあるいづる保育園では、子どもたちの保育について、保育者や保護者が皆で対等に話し合う「大人会議(おとなかいぎ)」という取り組みを行っています。
今回は、新年度が始まっての第1回の様子をご紹介します!
なんで大人会議を始めたの?
いづる保育園では、子ども達が興味・関心を持っていること、子ども達の育ちに関して、
保育者(保育園)、保護者、地域の大人たちが対話しながら進めていくことを目指しています。
今回は、まずは対話をしやすい環境づくりを目的に、
保育者と保護者が親睦を深められるような会を実施しました。
大人会議当日の様子
当日は、
・アイスブレイク
・座談会
という順番で進行しました!
アイスブレイクでは、チームで子ども達がよく遊んでいるカプラを使った競争を行いました。
久しぶりの競争に大人げなく本気になったり、作戦を立てたりする中で一体感が出て、
皆さん楽しみながら打ち解けることができたみたいです。
また、こんな積み上げ方もあるという紹介で、
子ども達が積み上げた写真をみてもらい、
そんな積み上げ方もあるのか~と子どもの発想に感心しながら盛り上がりました。
座談会では、それぞれのグループに分かれて、自己紹介などでお互いを知るところからスタート。
特に今回はお父さまの参加が多く、お父さまグループを作ったところ大好評!
また参加したい、との声をたくさんいただきました。
家庭と園での様子の違いに驚いたり、同じ悩みを保護者同士で共有したり、先輩の保護者さんからアドバイスをもらったり…色々な話をして親睦を深めることができた大人会議になりました。
次回の大人会議が早くも楽しみです。