レッジョ・エミリアアプローチとは??
2021/01/13
うつぼ園が導入するレッジョ・エミリアアプローチについて今回はお伝えしたいと思います。
モンテッソーリ教育は有名でどこかしらで聞いたことがある方も多いかと思います。
まず、モンテッソーリ教育とレッジョ・エミリアアプローチの違いについてですが、
『モンテッソーリ教育』
⇒モンテッソーリは集団性よりも、「個人」の運動・感覚機能、こだわりや集中力といったものを伸ばすことに重点が置かれているイメージ。
『レッジョ・エミリアアプローチ』
⇒「個人」ではなく「グループ」単位で知識の探求に参加し、知識を深めていく作業に貢献することが求められる。
話し合いとコミュニケーションの教育ということに何より大きな重点を置くという点が、レッジョ・アプローチの特徴
子どもの発想や好奇心は無限大です。幼少のころはさらに。
それを、ひとり一人に対して先生が指導・導くのがモンテッソーリ教育で、
グループに寄り添い・先生も一緒に探求し言語で表現しきれない部分を拾っていくのがレッジョ・エミリアアプローチです。
なんだか難しくなってきましたが、レッジョ・エミリアアプローチの大きな特徴として1点あげたいと思います。
※毎朝、子ども達はミーティングを行い、自分たちで何をするか決める
これはINUでも行う予定です。
INUの先生たちは「あれをしなさい」というような指示は極力しません。
(年度初めの園児たちが慣れるまではいくつか選択制から自由制にに移行しようと計画しています。)
INUの卒園児たちが一般の学校に行けば、ちょっと変な子のように見られてしまうかもしれません。
でも、実社会に出たときのことを考えてみてください。
誰かから指示をされたり目標を与えられたりしなければ行動できない人間が社会・世界で活躍できるでしょうか?
いま、世界を牽引しているGoogleのような企業の場合、基本的にはなにをつくるといった目標はありません。
自由な発想により、これまでになかった画期的なサービスをいくつも生み出しているのが、新しい時代の企業です。
そして、それらの発想は、他者との関係性のなかから「こういうサービスがあったら、すばらしい社会になるにちがいない」と生まれてきます。
AIは指示のもと、動きます。
でも人間の能力よりAIの方が正確でスピーディー。
新型コロナの状況によっては、AIに仕事を奪われるということが、より早く現実に起きるかもしれません。
INUの園児たちには誰かから指示をされたり目標を与えられたりすることなく、
友だちや先生など他者とのかかわりのなかで自由な発想で学んほしいと思っています。