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「やってみたい」が溢れ出す。いづるのアトリエ活動

2025/12/08

いづる保育園うつぼでは、週に2回、提携しているアトリエ施設で活動を行っています。 そこには、松ぼっくりやドングリといった自然物だけでなく、ネジ、廃材、ガラスの破片、そして本物の工具など、子どもたちの「何だろう?」「触ってみたい!」を刺激する素材がずらりと並んでいます。

今回は、私たちがいづるの保育で大切にしているアトリエ活動と、そこで子どもたちとどう向き合っているかをご紹介します。

子どもたちの興味、感性に触れる「本物」の素材たち

私たちの保育の根底には、子どもたち一人ひとりの意思や表現を尊重する「レッジョ・エミリア・アプローチ」の考え方があります。 この理念のもと、子どもたちが本物のアートに触れ、五感をフルに使って表現できる環境を何よりも大切にしたいと考えています。

しかし、小さなお子さんも一緒に生活する保育園の中では、どうしても安全のために置けない素材や道具があります。

子どもたちの「やりたい!」を思いきり叶えてあげたい。 そんな想いから、私たちはひらめきスタジオさんと提携して、そこでアトリエ活動を行うことに。 ここなら、鋭利な工具も、細かいガラスの破片も、全てが子どもたちの創造力を広げるための大切な道具になります。

制限のない環境で、目を輝かせて素材を選ぶ子どもたちの姿は、本当に生き生きとしています。

スタッフは、一緒に発見を楽しむ

活動中、私たちスタッフが心がけているのは、子どもたちの発見を支える「パートナー」でいることです。

もちろん、3歳のお子さんには道具の安全な使い方を丁寧に伝えます。でも、4・5歳になり活動に慣れてくると、私たちの関わり方も変わってきます。

制作中に「どうしたらいいの?」と迷っている子がいたとき。 つい「こうしたら上手くいくよ」と答えを言いたくなってしまうのですが、そこをグッとこらえます。なぜなら、試行錯誤の末に「あ、できた!」「こうすればいいんだ!」と自分で気づいた瞬間が大切だと考えているからです。

「これ、どうなっているんだろうね?」「他にどんな使い方ができるかな?」 そんなふうに問いかけながら、子ども自身が答えを見つけるまでのワクワクする時間を、横で一緒に見守っています。

1人でも、みんなとでも。全てが自由なアトリエ

アトリエに通い始めたばかりの頃は、何をしていいか分からず、お友だちの真似をする子も少なくありません(悪いことではないです)。 でも、半年、1年と時間を重ねるうちに、どの子も「自分のやりたいこと」を見つけ、夢中で手を動かすようになっていきます。

最近では、自然と子どもたち同士で一つの大きな作品を作る姿も見られるようになりました。

印象的だったのは、ダンボールを使った「船」の制作です。 ある子が作り始めた土台に、「ここ持っておくね」「次はこうしよう」と別の子が加わり、色を塗り、最終的にはみんなの力が集まった大きな船が完成しました。

「みんなで船を作りましょう」と大人が声をかけたわけではありません。 自分のやりたいことに没頭できる安心感があるからこそ、自然とお友だちと協力したり、アイデアを出し合ったりする「小さな社会」が生まれているのかもしれません。

同じ目線で、同じ素材に夢中になる

アトリエ活動は、子どもたちにとって楽しい時間であると同時に、私たちスタッフにとっても発見の連続です。

「見て!」と持ってくる作品のユニークな発想に驚かされることはもちろん、時にはスタッフ自身も子どもたちの輪に混ざり、本気で制作を楽しんでしまうことがあります。

大人が楽しそうに素材に触れ、新しい何かを作っていると、子どもたちが「それ、どうやったの?」「私もやりたい!」と興味津々で寄ってきます。 そこには「教える人」と「教わる人」の壁はありません。

大人も子どもも関係なく、同じ目線で、同じ素材に夢中になれる。 いづるのアトリエは、そんな温かくて自由な空気に満ちています。

ぜひ、いづるの活動を体験にいらっしゃいませんか?
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