
子どもが楽しく英語に触れる入り口「フォニックス(Phonics)」とは?
2025/09/26
楽しく「英語」という文化に触れる
大阪市西区靱本町にある「いづる保育園うつぼ園」、そして大阪市天王寺区上本町にある「いづる保育園上本町園」では、子どもたちの「やってみたい!」という好奇心を大切にしています。
保護者の皆様からは、よく英語に関するご質問を伺います。「うちの子も英語に触れさせた方がいい?」「でも、子どもたちが望んでいないのに、というのはちょっと…」そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
いづる保育園では、特別な英語の「カリキュラム」を設けているわけではありません。しかし、ネイティブの職員が子どもたちと日常を共に過ごす中で、遊びを通して自然に英語に親しめる環境を大切にしています。その中でエッセンスとして取り入れているのが、今回ご紹介する「フォニックス」です。
いづる保育園にはフォニックスにすごく力を入れている、というわけではないのですが、いづるの子ども達が英語に触れる一例としてご紹介させてください。
英語を「音」から楽しむ!それがフォニックスの第一歩です

いづる保育園では、子どもたちが英語を「勉強」としてではなく、コミュニケーションのツールとして考えています。まずは楽しく英語(他の言語も)に触れてもらいたい、という思いで、英語の「文字」と「音」のルールであるフォニックスの考え方を、日々の遊びの中に自然に取り入れています。
歌や絵本、そしてネイティブの職員との会話の中で、子どもたちはゲーム感覚で英語の音に触れ、正しい発音の土台を楽しみながら築いていきます。
なぜ「フォニックス」?
いづる保育園の理念は「豊かな経験と遊ぶちからをはぐくむ」こと。英語も、子どもたちにとっては世界を広げたり、文化に触れる「豊かな経験」の一つ。だからこそ、無理に暗記させるのではなく、遊びの中で自然に興味を持てるような関わり方を大切にしています。
例えば、リンゴの絵を見て「Apple」という単語を覚えるだけでなく、「Aは『アッ』、Pは『プ』…だからAppleって言うんだ!」と音の仕組みが分かると、子どもたちはまるで法則を発見した探偵のように目を輝かせます。
この「わかった!」という小さな成功体験が、子どもたちの自信になり、「もっと知りたい!」という探究心につながります。そして、文字と音のルールを身につけることで、知らない単語に出会っても「こう読むのかな?」と推測できるようになり、英語の世界がぐんと広がっていくのです。
フォニックスで、子どもたちの世界はもっと広がる!
そもそもフォニックスとは?
少し難しく聞こえるかもしれませんが、フォニックスはとてもシンプルな「英語の読み方のルール」です。
日本語は「あ」という文字を「あ」と読みますが、英語のアルファベットは少し違います。例えば「A」は、アルファベットの名前としては「エー」と読みますが、単語の中では「アッ(apple)」や「エイ(cake)」のように、色々な音に変化します。
フォニックスは、このような「文字と音のつながり」の基礎となる考え方です。英語圏の子どもたちも、この方法で読み書きを学んでおり、英語力の土台としてとても大切にされています。
フォニックスで、どんないいことがある?
- はじめて見る単語も、正しく読めるようになる!
フォニックスのルールが分かると、知らない単語が出てきても、つづりから発音を推測できるようになります。一つひとつ丸暗記する必要がないので、子どもたちの負担が少なく、語彙を効率的に増やしていくことができます。「自分で読めた!」という達成感が、英語学習へのモチベーションを高めてくれます。 - 聞く力、話す力が自然に伸びる!
フォニックスでは、正しい音を出すための口や舌の動きも学びます。これにより、ネイティブに近い自然な発音の基礎が身につきます。そして、自分が正しく発音できるようになると、不思議と相手の言っていることも聞き取りやすくなるのです。リスニングとスピーキングの両方が、相乗効果で伸びていきます。 - 「楽しい遊び」の中で英語に触れる!
いづる保育園では、フォニックスを歌やリズム、ゲームを通して学びます。「b, b, ball…」とボールで遊びながら音に親しんだり、絵本を読みながら「この単語はどんな音が隠れているかな?」と探したり。子どもたちは夢中になって遊ぶ中で、自然と英語のルールを吸収していきます。
いつから始めるのがベスト?
言語の音を吸収する力は、幼児期に最も高まると言われています。保育園などの早い段階から、歌や手遊びなどを通して英語の音に日常的に触れることで、日本語にはない英語特有の音をスムーズに聞き分ける「耳」が育ちます。
もちろん、何歳から始めても遅すぎることはありません。大切なのは、年齢や発達に合わせて、子どもが「楽しい!」と感じられる方法で取り入れていくことです。
まとめ:英語で「遊ぶ」経験が、未来の可能性を広げます
今回は、いづる保育園でも触れている「フォニックス」の考え方についてご紹介しました。
私たちは、子どもたちに英語を「勉強」や「学習」として「教育」するのではなく、ネイティブの職員との温かいコミュニケーションや、日々の楽しい遊びを通して、生きた英語に触れる「豊かな経験」を届けたいと考えています。
フォニックスは、子どもたちが将来、世界中の人々とコミュニケーションするための第一歩として、英語に楽しく触れてもらうための入り口です。
いづる保育園(うつぼ園)では、子どもたちがネイティブと一緒に、楽しく英語の歌を歌ったり、絵本を楽しんだりする姿がみられます。もちろん、これは英語だけではなく、最近ではタガログ語が話せる職員とタガログ語に触れたりもしていますよ。
ぜひ、いづる保育園に遊びに来ませんか?
子どもたちの楽しそうな笑い声が響く、いづる保育園の温かい雰囲気を、ぜひ一度見学しに来てください。職員が、子ども一人ひとりの個性を大切に育む様子をご覧いただけます。
ご見学希望のご連絡を、心よりお待ちしております。